「経済大国」に発展した日本。物資豊かな生活を誇る国として世界の注目をあびています。
しかし、反面、心の荒廃は一段と深刻さを増してきました。この映画の原作「わたし、五等になりたい!」(大日本図書・刊)は、身体にハンディを持ち、悩みながらも、明るく、たくましく生き抜く、主人公・律子(小学校3年)をとおして、<人としてのほんとうのやさしさ、強さとはなにか>を、するどく描き出し、1986年の出版以来、多くの児童に読まれ、青少年読書感想文全国コンクールで優秀作品に選ばれるなど感動の輪をひろげ続けているロングセラー。
監督は、実写そしてアニメの映像で、子ども世界を描いて高い評価のある加藤盟監督。音楽は、CM音楽、テレビ番組、劇場映画音楽、施設音楽など、さまざまなメディアに対して、そのオリジナリティーあふれる作品を提供、今もっとも注目されている大島ミチルが担当。アニメーションはウォールとディズニー作品のTVシリーズなどをとおして、フルアニメーションの高い技術実績を持つタマプロダクションが担当。
【物語】
小児麻痺のため足の不自由な律子は、その歩き方がおかしいといじめられます。無視され蹴られ笑われ、いじめはどんどんエスカレートし、ついに律子の病気がうつると律子の配った給食を食べない級友達の差別は、律子を追い込んでいきます。
その律子に勇気を!級友達に本当の優しさを伝えたのは、目に障害を持つ律子のマッサージの師石橋先生でした。「人間にとって一番悲しいことは、身体のハンディよりも心にハンディを持つことだ」と。
律子の、5等になりたい夢はかなうでしょうか。「いじめっ子」 省吾の心のうちは・・・。そして咲子たちは・・・。
クラスが燃えた叡智の結晶-運動会での秘策は。
キャスト 御手洗リカ
野口五郎
田原アルノ
紗ゆり
森田育代
檀ふみ
【スタッフ・キャスト】